IT業界

出来れば避けたい客先常駐エンジニアのメリットとデメリット!

客先常駐エンジニア

IT業界の勤務形態には、客先常駐という形態があります。

これは、自社での開発やプロジェクトに参加するのではなく、顧客から依頼された開発や請負業務を実際に顧客企業に赴いて行う業務です。

依頼された業務をすべて請け負うか顧客の指示で開発を行うかは場所によって様々ですが

顧客とオフィスを共にして、業務を行います。

実はこのような、客先常駐というのは特に珍しいものでもなく、ごく一般的にIT業界に溢れています。

特に、下請け企業などはこの客先常駐の割合も高く、場合によっては協力会社や派遣と呼ばれることもあります。

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例え大企業だとしても、プロジェクト次第で客先常駐によるメリットがあれば、客先で開発業務を行ったりもします。

とは言え、やはり顧客の目の前で業務を行うという事は、かなりのプレッシャーを感じる業務だと言えます。

そんな客先常駐について、メリットとデメリットを整理していきたいと思います。

客先常駐のメリット

客先常駐の一番のメリットは、顧客と積極的なコミュニケーションを取って業務を遂行できるという事です。

開発プロジェクトが失敗する要因のうち

  • システムに対する顧客との認識相違
  • 顧客の業務要件の理解不足

について、密な連携によって解消していくことが出来ます。

システムに対する顧客との認識相違とは、顧客からの要望を元に開発を行ったが、顧客と開発側の認識が間違っていることにより、顧客の想定していたものとは違うシステムが出来上がる事です。

また、顧客の業務要件の理解不足は、開発するシステムが顧客の業務においてどのように扱われるかという事に対する理解不足です。

顧客の業務要件を理解することで、作ろうとしているシステムできちんと業務改善が行えるか、もっと良い方法があるのではないかという事に気付くことが出来ます。

ここをしっかり把握することでよりよいシステムになり、顧客からの信頼度も上がります。

特に、アジャイル開発などは頻繁に顧客意見を取り入れてプロジェクトを進める必要があるため、客先常駐には向いていると言えます。

顧客からすると、常駐のための環境を用意するコストがかかりますが、その分目の前で開発作業が進んでいくため、開発の進捗の把握や仕様変更の要望が出しやすくなります。

客先常駐のデメリット

顧客常駐によるデメリットを挙げると次のようになります。

どれも、客先常駐でなければ発生しない問題です。

  • 勤務地が変わる
  • 常に開発の進捗が顧客に伝わる
  • 常に次の仕事が降ってくる
  • 自社の仕事がやりにくい

まず、物理的に勤務地が変わるので、人によっては通勤時間が長くなります。短くなればラッキーですが、通勤時間の増加は生活リズムが変わり、多くの人にとって苦になります。

そして、最も大きな問題が、常に顧客に開発状況を握られているという事です。

顧客の目の前で作業をしているため、どのようなスケジュールで進捗はどれくらいでという状況を顧客が把握しやすくなります。

その結果、スケジュールに間に合わせるために、もしくはスケジュール以上の生産性を上げるために頑張る必要が出てきます。

というのも、ずっと同じ生産性で業務をすると、顧客が生産性に関して効率化を求めるようになってくるためです。

そして、進捗が把握されているという事は、もし予定よりも早く終わった場合はすぐに次の仕事に取り掛かる必要が出てくるため、常に次の仕事が降ってきます。

もちろん、進捗を遅らせないようにするために感じるプレッシャーは自社よりも大きくなります。

また、人によっては一人で複数の仕事を掛け持ちしている人もいると思います。ですが、客先での仕事を放置して別案件の仕事をすることほどやりにくいものはありません。

出来れば客先常駐は避けたい

メリットとデメリットを聞いてどのように思ったでしょうか?

実は、これらのメリットとデメリットはそれぞれの企業からすると都合が良いのです。

客先常駐のメリットとして、顧客と密な連携で仕事が出来て、顧客からの信頼度が上がると次の仕事にも繋がります。

つまり、自社の企業からすると都合が良いです。

逆に、デメリットは客先常駐を行うエンジニアには負担がかかるが、顧客企業からするとプロジェクトの進捗が常にわかって、次々と仕事を振ることができ、仕様変更などの要望も出しやすくなって都合が良いです。

つまり、客先常駐を行うエンジニアだけにかかる負担というものが多く存在します。

そのため、出来るだけ客先常駐を避けたいと思うのがエンジニアの本音でしょう。

まとめ

客先常駐のメリットとデメリットという点から、客先常駐は極力避けたいというお話をご紹介してきました。

実際に作業するエンジニアからすると、デメリットが多いですが、過酷な環境に身を置く事で自身が成長する速度も速いです。

そういう意味では、興味がある人は一度は経験してみてもいいかもしれません。

ちなみに、客先常駐エンジニアは嫌だと思っても、実際には客先常駐の案件はたくさん存在します。

もし、就職先を探している身でしたら、客先常駐エンジニアは就活生にとってはあまり良い印象は無いため、積極的に教えてくれる企業は少ないです。

そのため、きちんと就職したい企業を探すときは、客先常駐の業務の割合などを調べる事が重要です。

客先常駐エンジニアが嫌だと言う人は、出来るだけ中小企業ではなく大企業を目指すことをオススメします。

大企業に就職しやすくするための方法で、情報処理技術者の資格を取得する方法をオススメしているので、あわせてご確認いただけると幸いです。

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